良い姿勢というと、
背骨が真っ直ぐに伸びた姿勢をイメージしますが
そうではなく
背中はゆるやかに後ろカーブ、首と腰は前にカーブしているのが自然で、
この生理的弯曲があることで、
無理なく重力に耐えられるようになっています。
この生理的弯曲のおかげで
上半身の重さが加わっても潰れないし、
飛び跳ねた時も地面の衝撃を
背骨のカーブがうまく吸収してくれます。
もし背骨の前後カーブが失われたり、
過剰にカーブがあったりすると、
まわりの筋肉や関節に負担がかかり、
腰痛の原因になります。
特に
現代人はデスクワークなどで座っている時間が長く、
座っている姿勢も前かがみだったりするので
姿勢が崩れやすいです。
姿勢が良いと
胸が張りやすいので呼吸がしやすく、
猫背でないので、
お腹が圧迫されないので内臓の働きも良くなります。
また気持ちも前向きになり、
無駄な筋力を使わなくてよいので
正しい姿勢(ニュートラルポジション)
立って、体を横から見た時
耳たぶ、肩、大転子(足の付け根)、膝、くるぶし
が一直線になっている。
そして背骨は自然なカーブを描き、
骨盤も傾いてなく、腰に適度なカーブがあることが目安です。
悪い姿勢
反り腰
壁に背中をつけると、壁と腰に大きな隙間ができる状態。
太っている人、女性でハイヒールを履く人、妊娠中の人がなりやすい。
ミリタリー
極端に顎を引き、胸を張りすぎる姿勢で重心が前にいき過ぎ。
姿勢を気にしすぎる人に多い。
スウェイバック
骨盤が後傾していて、バランスをとるために首やお腹が前に出た状態。
太っている人に多い。
フラットバック
平背ともいう。背骨のS字カーブがなく真っ直ぐなので、
頭の重さを逃すことができず、腰に負担がかかる。
円背(猫背)
背中が丸まりすぎていている状態。
背中や腰に痛みがでやすく、年配の方に多い。